明けましておめでとうございます。謹んで新年のご挨拶を申し上げます。 また、平素から、農業会議の業務推進につきまして格別のご理解とご協力を賜り、厚くお礼を申し上げます。 昨年を振り返ってみますと、3月に東日本大震災が発生し、東北地方を中心に、建造物の倒壊、津波、火災などに加えて、原子力発電所事故に伴う放射性物質漏れにより、多くの尊い生命が失われるなど、未曾有の大災害となりました。そしてその後は、環太平洋戦略的経済連携協定 (TPP)交渉参加問題が加わり、農業に大きな影となって参りました。 農業委員会系統組織としましては、「東日本大震災からの復興と食と農の再生に向けた要請」を政府・国会に行うとともに、TPP交渉参加は、国益を損ねる恐れがあり、東日本大震災の復旧・復興に逆行することを強く訴えて来ました。引き続き今後の推移を注視し、農業の再生に向けて努力して参る所存でございます。 広島県農業会議としましては、農業・農村現場で頑張っておられる農業者や住民の方の思いを受け、明るく希望の持てる農業・農村の将来が展望できるよう、農業委員の皆様と共に、農業者の公的代表機関としての責任と自覚を持ち、関係機関と連携協調し、地域の課題解決に取り組んで参りたいと思います。 本年が皆様にとりまして輝かしい年となりますようご祈念申し上げますとともに、今後とも農業委員会系統組織のより一層のご支援、ご協力を賜りますようお願いしまして、新年のあいさつとさせていただきます。
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